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見交換
ザグレブ(車)→オパティア(アドリア海沿岸北部の港)
18日(水) リエカ郡長、リエカ市長、リエカ税関長、リエカ警察本部長による現状説明及び意見交換
リエカ港内視察
リエカ発(車)→ザグレブヘ移動
19日(木) ザグレブ発(空路)→スプリット(アドリア海沿岸中央部の港)へ
薬物中毒者治療・乱用防止センター視察及び意見交換
スプリット市長、スプリット郡長、スプリット警察本部長による現状説明及び意見交換
スプリット港内視察並びにスプリット税関長による現状説明及び意見交換スプリット発(空路)→ザグレブヘ
20日(金) 現地視察(バヤコボ−新ユーゴとの国境)及び現地税関職員との意見交換バヤコボ発(車)→ザグレブヘ
21日(土) クロアチア薬物乱用防止委員会との最終意見交換会合
調査団長による調査結果概要の説明及び意見交換
ザグレブ発(空路)→ウィーンヘ
実際、クロアチアを訪問して気づいたことは、終戦直後とは言え、外見上、戦後の東南アジアのように貧困と混乱が常識といった状態ではなく、あくまでもヨーロッパの小都市といった風情でこんなに裕福なら援助など必要ないのではないかとの印象を受けたのが本音であります。しかしながら、滞在日が経過するに連れて、建物や家屋を修復されていない状態を垣間見ることができ、経済的にかなり困窮している様子でした。現地政府関係者の話によれば、鉱工業生産は施設が戦闘により破壊されたため低迷を続けており、従来観光で賑わっていたアドリア海沿岸都市も戦乱再燃を危倶する外国人観光客が訪問を差し控えていることが経済不振の原因だそうです。一方、ロシアや他の旧社会主義国家と同様、資本主義経済の新たな導入や戦後の混乱に乗じて生まれた成金者やマフィア等の一部の者は裕福であるような印象を受けました。事実、経済不振の国にしては非常にカジノが多いことには驚かされました。多くの時間が政
 

 

 

 

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